マイクロフォーサーズを買ってみた

敵情視察

ようやく Nikon のフルサイズミラーレス参入が発表され ( プレスリリース ) ファンミーティングでのハンズオンを経て Z6 を予約しました。
ミラーレス一眼を買うのは初めてなので、フルサイズを手に入れる前に気になっていたマイクロフォーサーズを中古で軽く漁り(?) 慣れておくことにしました。

斜に構えるタイプなので、王道の GX7 ではなくやたらデカいレンジファインダースタイルの GX8 をお迎えしました。
これにも理由がちゃんとあり、EVF が 有機EL だったことに加え、何故か中古価格が安かったことから選定しました。

レンズは元々ガッツリ構えて撮影する用途は D850 に任せる前提だったので、スナップ向けとしてパナライカの中でも評価の高い 15mm F/1.7 をピック。

デカくても軽い

GX8 はマイクロフォーサーズ機の中では比較的大型ですが、センサーが小さく、全体がコンパクトに纏まっているため普段フルサイズ機を振り回している身からするとやはり小型軽量な部類に入り、出かける際にカバンの中に忍ばせておくとめちゃくちゃに良いなと感じました。

画作りなど詰めていくとフルサイズに勝るとは言えませんが、普段の何気ないモノを撮影する分には、これで十分遊べますし、何より常に持ち歩きたくなる質感の良さと、価格のバランスはベストマッチだと思います。

UI がわかりやすい

白物家電を扱う感覚に近く、LUMIX の UI は非常にわかりやすいです。UI が分かりづらくて購入を断念した α とは真逆の印象です。

EVF の難しさ

EVF の難しい所として、まず動体撮影では OVF(光学ファインダー) と違いどうしてもラグが出てしまいます。
α9 等だとまた違うのかもしれませんが、0.1秒を切り抜きたいような動体撮影はかなりしんどい印象です。
同様に、暗所の撮影なども、OVF は見たままが映るのに対して、どうしても電子ファインダーであるため、いざ撮って出てくる画との感覚のズレに最初は困惑しました。

アスペクト比の違いについて

マイクロフォーサーズのアスペクト比は 4:3 らしく(買うまで知らなかった)、フルサイズで親しんでいる 3:2 とは異なる。
特に気にしていないけど、印刷する時等はケアする必要があると思います。

現像について

RAW 現像をする際には、フルサイズ機と比べてファイルサイズも小さく、PCスペックに余裕が出る分サクッと現像できる反面、破綻するまでの限界はやはり低いように感じました。
この辺はフルサイズとは別の感覚を養う必要がありそうです。

マイクロフォーサーズならではのアドバンテージ

デジタル一眼レフからからミラーレスへ進化するのと同じくして、スマートフォンのカメラも進化しています。恩恵として日常のSNSの投稿など、写真がより身近になりました。その一方でカメラはより趣味的な面が強くなってきています。マイクロフォーサーズの軽量コンパクトなシステムにアドバンテージはまだまだあると感じています。

スマートフォンからのステップアップにも良さそうですね。

LUMIX DMC-GX8 15mm F/1.7 SS:1/60 ISO:2000
 

 

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