最高の相棒。
フルサイズ、ステップアップ
Nikon 100周年の節目に発表されたD850、ファンミーティングでのハンズオンでそのシャッターフィールに惚れ込み予約、ようやく手元に到着しました。
自身2台目のフルサイズ一眼、D610 からのステップアップになります。
オールラウンダーの頼もしさ
Nikon 初の裏面照射型CMOSイメージセンサーの採用や、有効画素数4575万画素と常用感度ISO 64-25600 など、扱いきれるか不安になるほどのスペック。
特にフルサイズとしてはローエンドに位置する D610 からステップアップする中で、星景撮影のような繊細さが求められる撮影からモータースポーツのような動体撮影まで、どのシーンでも D850 に助けられている実感がとてもあります。
Nikon D850 の良い点
常用 ISO 64
常用 ISO 64 が 64 から使えることは個人的に大きく、低感度にすることで光量が多い環境下でも絞りを開放寄りにしたり、露光時間を多めに取れることから作品の幅が広がったと思っています。
赤色画面表示
メニュー画面やライブビューのモニター表示を赤色にすることで、星景撮影の際など背面ディスプレイが明るすぎることで暗所に慣れた目を痛めることなく確認できる機能です。非常にありがたいので下位モデルにも搭載して欲しい…
電子先幕シャッターによるサイレント撮影
長時間露光やスタジオ等で据えての撮影の場合に限られますが、ミラーアップした状態で利用できる電子先幕シャッターのおかげで、ミラーショックによるブレを心配せずに撮影できるようになりました。
153点AF
フラッグシップモデルである D5 譲りの153点 AF は D500 と比べると少し狭いですが高密度で、グループエリアやダイナミック AF 等も今までの機材と比べ格段に扱いやすいです。BL-5 + EN-EL18系列を使うことで連写性能を向上させることもでき、難しいコンディションでも歩留まりが良いまま撮影することができ、非常に頼りがいがあります。
Nikon D850 の気になる点
デカくて重い
ボディだけで 1kg を超えており、D600 番台 や 700 番台と比べて一回り大きく、フルサイズが入ることを謳っているカメラバッグにも入らない場合があり選択肢が絞られます。
XQD + SD
デュアルスロットで規格が違うのは残念です。記録メディアの信頼性も高くなってきたとはいえ、規格や速度が違うスロットは純粋に使い回しがきかず不便です。XQDのデュアルスロットだったら100点でした。
I AM NIKKOR.
D850 の購入と同時に、D610 は後輩へ譲ることになりました。写真と、Nikon のことが好きな人が周りに増えてきてとても嬉しい限りです。
初めて祖父の Nikon F を触らせてもらったときから惚れ込んだ Nikon の一眼レフ、そのハイエンドモデルを手にすることが出来る喜びを噛み締めながら、長く使っていきたいと思います。